Neojimuの毎日日記

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「近畿地方のある場所について」考察

 

「近畿地方のある場所について」

著・背筋

 

今回は、こちらの本の考察。

そんな感じに始めたが本の紹介など初めて。

そんな、いつも通りのノリでやられてもねえ。

まあ、これからシリーズ化していくんで。

過去に読んだ本も改めて紹介するかもです。

「変な家」とかね。

 

考察と言っても何から考えれば、、、

 

とりあえず、ややこしくなってる所をまとめる。

・ましらさま

・赤い女&アキラ

・呪いのシール

 

主にこの3つ。

謎なのはね。

あとはおまけ。

 

まずは、全ての始まり「ましらさま」から。

時系列順にストーリーに考察を交えながら書いていきます。

 

明治時代、●●●●●の村にて"まさる"の母が死去。

そのショックからか家に引きこもるようになり

様子がおかしくなる。

多分、介護で嫁がいないストレスとかで

病んだ思われる。

その影響で、お見合いが失敗。。。?

当時、20を過ぎても嫁がいなかったまさるは

人形相手に一日中話しかけるように。

そんな中、「柿の木問答」という習わしを

からかいで吹き込まれる。

小説内で多く出る、柿のお誘いは

まさるだという証拠にもなる。

鵜吞みにし、勘違いしたまさるは村中の女に

『柿があるからおいで』と言いまわった。

そんなことから、村中の女から気味悪がられ、

孤立していった。

 

ある晩、まさるの近所の女が殺される。

まさるの家の畑からは女の血が付いた黒い岩切り出し

見つかり、まさるが犯人だと追い詰められて

女の旦那と若い衆から滅多打ちにされる。

ただ、「インタビューのテープ起こし6」にあったが

まさるが祀られた神社は急ごしらえで作られたと

伝えられていたが、

編集長曰く、宮大工などがじっくり時間をかけて

作られたものだということが目に見えてわかったそう。

その次の章の「神社由緒看板」には

途切れ途切れではありますが、鬼を鎮めるための

神社であることが分かる。

まさるは、独り身だったことから生贄で殺された

って思う。

でも、なぜ女性が死んだかは分からない。

う~ん。

謎。

 

それ死体を山の林に埋め、墓標代わりに黒い石を置く。

その後、村の女が何人も死に、

まさるの祟りだと思われ祠を設置し、

柿を供えたり、人形を供えたりするようになる。

人形とも話したりしてたし、嫁の代わりという事で

人形供えられるようになったと思う。

ネット収集情報2にあった、人形でぎちぎちの祠は

お供えでそんなにぎちぎちになることは無いと思うので

多分、身代わりの供物だと思う。

「ましろさま」に変わった要因としては

子供らに話せる内容じゃなかったので

「ましらさま」サルの神様という事にして

言い伝えられていると小説に記載。

 

<ましらさまの影響について>

マサルの死亡した後、遺体は近くの山に埋められ、

殺害凶器となった黒い石も一緒に置かれる。

そして、村の女らがその石に呼び寄せられ死んでいく。

その後、神社横の祠に祀られてからは特に影響なし。

忘れず人形や柿を「女」の代わりに供えていたためだと思う。

 

1984年には

奈良県行方不明女児のAちゃんを襲う。

襲うって言い方が正しいかは分からないが、

まあ、イイの思いつかなかったし。

多分、ダムで勤務してたという叔父Mさんを利用し

その罪悪感で自殺、、、かな?

ダム付近に近づいた人間には影響を及ぼすことができ

このころには、村から影響の範囲が広くなっている。

 

まさるの出来事が忘れられ、

お供えも少なくなってきた事に怒ったのか

再び、自分の存在、力を見せるために

この出来事が起きたと思われる。

 

1987年からは

新築マンションで子供たちを使って

「まっしろさん」という遊びを創作し

女の子の「身代わりの供物」で力を集める。

ましらさまの影響は山付近にまで広がってることが分かる。

まさかだとは思うが、その影響で

女を集めるよう指示されてマンションを作ったのではないか

と、ふと思った。

マンションは大抵がファミリー層なので

未婚の大人、または結婚できない子供の女の子を

集めるのには最適だったのでは?

ただ、マンションも自殺スポットとなり人がいなくなる。

 

同じような感じに宗教団体を興す。

といっても、影響を受けた人間が女を集めるために

祠から石を持ち出し、宗教を作ったっていう感じだけどね。

石持ち出しちゃうのか。。。って思ったが、

神主が亡くなってからは放置状態でしたからね。

新しい引き取り手が見つかって良かったのかもしれない。

ちなみに、「インタビューのテープ起こし4」の

とこしえスペースの集団自殺の話は、

施設庁が石を持ってきたと書いてありますが、

きっと彼も宗教に入っていたんでしょうね。

影響を受け、さらに布教するために石のおすそ分けを頂いたのかな?

集団自殺の状況も、まさるが死んだ状況と似てますし。

 

2005年頃には
ネット収集情報2で、バイカーを呼び寄せてインターネットを知り、

「おかしな書き込み」にて、サイトのコメントに書き込めるまで

影響力を増していることが分かる。

信仰され、供物の女たちでかなりの力がついたと思われる。

 

 

ましろさまは、こんな感じ。

 

お次に赤い女&アキラ。

1988年に
あきら爆誕。

ちなみに、「あきら」は生前のこと「アキラ」は死後のこと

って感じに区別していくのでお願いします。

しばらくして夫は死去。

 

1991年頃に 
赤い女が宗教「スピリチュアルスペース」創設当初に

入信をする。

入信理由としては夫がすぐに亡くなり、

カクヨムの近況ノートや取材資料にある

あきらくんの写真から分かる通り、

口唇口蓋裂の手術痕と斜視らしき顔に

見えるそうなので、悩んだ結果、

宗教にはまってしまったと考える。

kakuyomu.jp


1999年に
マンションの公園で、あきらが首吊り自殺をしてしまう。

推測だが原因としては

子供らのまっしろさんのゲームの身代わりで

殺されてしまったと考えます。

自殺については高い位置で登れる台もなかった

ということで、他殺と考えるべき。

子供が子供を殺すなんて無理があると思うだろうが

当時のまっしろさんゲームは

かなりエスカレートしており、

猫を殺して捧げた人もいるのでねえ。

人もあるんじゃないかとおもいますけど。

あとは口唇口蓋裂の手術痕と斜視らしき顔だったため

いじめの一環で身代わりにされてしまったとか。

というか、心霊凸の軍曹の話では

いじめがあったという話をおばあさんがしてたので

ほぼ間違いない。

その一年後に飛び降り自殺をした少女については

あきらを身代わりにした少女だと結びつけることができる。

その子は自分があきらくんを殺してしまったことを

悔やんでの死なのか、アキラの供物になったのか。。。

その子があきらくんの友達だとしたら

学校の怪談噺のあおきくんの「友達になると食べられてしまう」

という点もつながりますし、

チェーンメールの「お友達」と書いてあったのもつながりますね。

それから赤い女は「息子の友達」=供物と捉えていたんでしょうね。


2000年には

赤い女はカルト教団潜入レポの背筋氏と会う。

その後黒い石を自宅に持ち去り

お札シールを「了」書き換えて

これにより了の形をした怪異、新アキラが爆誕。

男の子の怪異が首をプラプラしていたのは首吊りに

よって自殺したからでしょうね。

そしてこのアキラは「命」という供物を要求。

それを調達するため、赤い女は至る所で

縁を結ぼうと動き出す。

お札シールを家に貼ったり、近所に配ってまわる。

自宅でその後自殺。

2000〜2009年

赤い女が死に収まったかと思いきや、
子どもの家を覗く「ジャンプ女」として登場。

ジャンプしているのはあきらを首吊りの縄から

おろそうとする様子がジャンプしてるように

見えたからじゃないですかね?

目的としては、

自分の代わりにアキラに協力してくれそうな

母親を探すために子のいる家=母親がいる、

という思いで探してたんじゃないんでしょうか。

 

2011 年
関西軍曹の「お札屋敷凸スレ」ではAylg8wLmaとなって登場。

こちらは赤い女だね。

軍曹に了シールをスレに貼らせ、縁をばらまく、

あと、後日の捜索班が床下には何もなかったことから

おそらく畳の下に隠してあった黒い石を運び出させている

と思われる。

あと、机に入っていたあきらくんの写真は

さきほどのやつだと思う。

kakuyomu.jp

 

その後もなんやかんや被害を出し続けて、


2022、2023年には背筋様に取り憑き、「近畿地方のある場所について」を

小説サイトにて公表することを強要。

読者を身代わりにすることでより強い呪いを手に。

 

 

ラスト、呪いのシールについて

 

この本では、呪いのシールはお札のようなもので

シールは 怪異と人間の縁を繋ぐための道具なのではないかと思う。

調査したり多くの枚数触れると、影響を受けやすくなったりさ。

 

<「女」のシールについて>

 

【女】の札は教団の儀式で書かれてた時は、

「女性信者が高みに行くため」のものとして書いていた。

あと、布教にも使っていた。

まあ、その「高みに行く」ということは

「ましらさまの嫁になる」と同じ意味になんだけどね。

絵の真ん中の鳥居ましらさま神社の意味だと思う。

角の「女」は、供物という意味ではないかな?

 

<「了」のシールについて>

赤い女が家に貼ったり、近所に配ってたやつ。

「女」の方は角の「女」は供物の意味として

使用されていたと考察すると、

角が「了」だとあきらくんがましらさまの供物に

なっていませんかね?

「息子の姿をしたアキラ」という怪異になったとも

そうしてしまったのが原因じゃないですかね。

 

でも、ましらさまは「女」を求めてるはず。

 

だからこそ、その怪異がバグのように

生まれてしまったのか。。。

赤い女さんの痛恨のミスですね。

 

 

 

という感じで今回の考察は以上!

 

中々、難しい話ですね。。。

もう一読して理解を深めたいところ!

背筋さんの今後の活躍に期待ですわ。

 

モキュメンタリーなんでね、

死んではいないんで。

祓除で出てましたし。

 

新作、待ってますぞ。

 

 

 

<作品関連URL>

kakuyomu.jp

漫画版もございます/https://comic-walker.com/detail/KC_000790_S?episodeType

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見つけてくださって、ありがとうございます。